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Introduction

製塩業の繁栄からなる「たけはら町並み保存地区」では、今なお多くの人々が生活や商売をしています。江戸の情緒豊かな町の歴史や文化に思いを馳せながら、朝の静寂に包まれた町並みを、のんびりと散策しませんか。


早朝さんぽで見えてくる、町並みの美しさ

たけはら町並み保存地区

静寂の中に垣間見る、日常の風景

 旅先で迎える朝は、この土地の暮らしを感じる特別なひととき。ひんやりと澄んだ空気が心地良い、静かな町並みを歩いてみましょう。普段は観光地として賑わいのある「たけはら町並み保存地区」ですが、今朝は早くから犬の散歩をしたり、自転車で移動したりする住民の姿が見られます。

 立派なお屋敷や由緒あるお寺、酒蔵から立ちのぼるお米を蒸す湯気でさえ、今も昔も、ここの人たちにはあたりまえの景色。じっくりと町並みに目を凝らすと、切り絵のように美しいデザインが個性的な飴色の格子、遠くまで続く漆喰壁、古いガラス窓に歪んで反射する青い空。約350年前の気配を残した町並みに、思わず見惚れてしまいます。

静寂の中に垣間見る、日常の風景

 伝統工芸品の竹細工で作られた装飾や軒先に飾られるお花、まだ暗い朝の道を照らす外灯は、まるで「ようこそ!」と迎えてくれているよう。おもてなしの心も脈々と受け継がれていることが分かります。ふと、どこからともなく美味しそうな匂い。そろそろ朝ご飯の時間です。散策しながら今日行くお店はチェック済み。さあ、今日も素敵な一日が始まります。

Information

取材先:
たけはら町並み保存地区
住所:
725-0022
広島県竹原市本町3丁目ほか
アクセス:
JR竹原駅から徒歩15分